歴史が感じられる岐阜県の神社

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祖師野八幡宮
□−祖師野八幡宮−岐阜県下呂市金山町祖師野字茅野

祖師野八幡宮は治承5年、田口左近光員が鶴岡八幡宮の御霊を祭って創建したと伝えられています。応永20年に現在地に遷座すると飛騨4ヶ村と美濃16ヶ村の総社に定められ応永22年には遠藤但馬守が社領10石を寄進しています。祖師野八幡宮本殿は元禄8年に造営されたもので、三間社流造、檜皮葺、1間向拝付。拝殿と幣殿と共に岐阜県指定有形文化財に指定されています。

久津八幡宮
□−久津八幡宮−岐阜県下呂市萩原町上呂

久津八幡宮は仁徳天皇65年、難波根子武振熊命が応神天皇の御霊を祭って創建したと伝わる神社です。平治元年に源義平が鶴岡八幡宮の御霊を勧請合祀すると広く信仰されるようになり、飛騨二之宮、南飛騨国総鎮守に格付けられました。江戸時代に入ると高山藩主金森家の庇護を受け万治2年には金森頼直が社殿の修復を行っています。久津八幡宮本殿は応永19年に白井太郎俊國が造営したもので、三間社流造、こけら葺。拝殿と共に国指定重要文化財に指定されています。

伊奈波神社
□−伊奈波神社−岐阜県岐阜市伊奈波通り

伊奈波神社は景行天皇14年、武内宿禰が五十瓊敷入彦命の分霊を勧請し創建されたと伝わる神社です。伊奈波神社は格式が高く、承和12年に従五位下、貞観11年に正五位下、元慶4年に従四位下に列し岐阜の総産土神、美濃国三之宮に格付けられました。天文8年、斎藤道三が稲葉城(岐阜城)築城した際に現在地に遷座しました。「太刀銘景依造」は鎌倉時代の作で国指定重要文化財に指定されています。

長滝白山神社
□−長滝白山神社−岐阜県郡上市白鳥町長滝大門

長滝白山神社は養老元年、泰澄大師が白山神を祭って創建したと伝えられています。当地は美濃国から白山山頂への登拝口にあたった事から、美濃国での白山信仰の拠点として信仰を広め、白山三馬場に数えられました。最盛期には境内には社殿、堂宇など三十余棟の建物が建ち並び、六谷六院、僧坊三百六十を擁し、一万三千石を領しました。鉄製斧と銅仏餉鉢、鉄蛭巻手鉾、古瀬戸黄釉瓶子、石燈籠は国指定重要文化財に指定されています。

大矢田神社
□−大矢田神社−岐阜県美濃市大矢田

大矢田神社は孝霊天皇の御代、建速須佐之男命と天若日子命の御霊を祭って創建されたと伝わる神社です。養老2年、泰澄大師が当社を訪れ際、別当寺院である天王山禅定寺を開山しています。大矢田神社本殿は寛文12年に造営されたもので三間社流造、檜皮葺、棟梁は曽根源右衛門、国指定重要文化財に指定されています。拝殿は寛文11年の建築で切妻、妻入、檜皮葺、国指定重要文化財に指定されています。

恵那神社
□−恵那神社−岐阜県中津川市中津川字正ヶ根

恵那神社は神話の時代、天照大神が生まれた際、胞衣を山頂に納めた事から信仰の対象になり、日本武尊が恵那神社に参拝に訪れています。格式が高く、延喜式神名帳に記載された式内社恵奈郡三座の内の1つ従五位上恵奈明神とされます。恵那神社の例祭で奉納される恵那文楽は元禄年間に淡路出身の傀儡子が伝えた云われるもので岐阜県指定重要無形民俗文化財に指定されています。

武芸八幡宮
□−武芸八幡宮−岐阜県関市武芸川町八幡

武芸八幡宮は養老元年、泰澄大師によって創建された神社です。観応2年に森又太郎源泰朝が社殿を再建し最盛期には境内には五重塔や鐘楼など多くの社殿、堂宇が建ち並び、12坊を擁しました。戦国時代には織田信長が岐阜城の鬼門鎮守として庇護し、その後に城主となった織田信忠や織田信孝も保護に努めています。江戸時代に入ると幕府が庇護し武芸谷惣社として社領9石を安堵しています。

桜山八幡宮
□−桜山八幡宮−岐阜県高山市桜町

桜山八幡宮は仁徳天皇の御代、難波根子武振熊命が応神天皇の御霊を勧請し創建したと伝わる神社です。大永年間には石清水八幡宮の分霊を勧請合祀しています。江戸時代に入ると高山藩主金森家から崇敬され元和9年には3代藩主金森重頼が再興し社殿を再建し安置しました。桜山八幡宮の例祭である高山祭は国指定重要無形民俗文化財に指定されています。

飛騨一宮水無神社
□−飛騨一宮水無神社−岐阜県高山市一之宮町大野郡宮村字石原

飛騨一宮水無神社の背後に控える位山が信仰の初源とされ、古くから神体山として信仰の対象となっていました。飛騨一宮水無神社は格式が高く、仁寿元年に従六位上、貞観9年に従五位上、貞観10年に正五位下、貞観13年に正五位上、貞観15年に従四位下、元慶5年に従四位上に列格し、延喜式神名帳に式内社として記載され、飛騨国一之宮に格付けされました。江戸時代に入ると高山藩金森家の庇護を受け寛文9年には金森頼業が仁王門を寄進しています。

南宮大社
□−南宮大社−岐阜県不破郡垂井町宮代峯

南宮大社は神武天皇の即位の年に創建されたと伝わる神社です。格式が高く承和3年に従五位下、承和13年に正五位下、貞観元年に正三位、貞観6年に従二位、貞観15年に正二位に、延喜式神名帳には名神大社として記載され、美濃国一之宮に格付けられています。江戸時代に入ると徳川家から庇護され、寛永19年に徳川家光が造営した社殿群が国指定天然記念物に指定されています。

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